ウェルネス用語
エンドルフィンとは?心地よさや達成感に関わる体内物質
2026-06-26
思いきり体を動かしたあとの、すっきりとした爽快感。大笑いしたあとの、心がふっと軽くなる感じ。そんな「気持ちいい」の裏側で関わっていると言われるのが「エンドルフィン」です。
名前は知らなくても、その心地よさは、きっと誰もが感じたことがあるはずです。
エンドルフィンってどんなもの?
エンドルフィンとは、わたしたちの体の中でつくられる物質のひとつ。心地よさや達成感、満ち足りた気分と関わっていると考えられています。「脳内の鎮痛物質」と紹介されることもあり、つらさのなかにふっと訪れる高揚感に関係していると言われています。
よく知られているのが「ランナーズハイ」。長く走り続けているうちに、つらさのなかに高揚感がわいてくる状態で、エンドルフィンが関係していると言われます。運動だけでなく、笑ったり、好きなことに夢中になったりする場面でも、自然と満たされていくとされています。
ドーパミン・セロトニンとの違い
心地よさに関わる体内物質として、エンドルフィンとよく並んで語られるのがドーパミンとセロトニンです。それぞれ役割の描かれ方が少しずつ異なります。
- ドーパミン:目標を達成したときの「やった!」というワクワク感や意欲に関わるとされる
- セロトニン:穏やかさや心の安定感、いわば「凪いだ心地よさ」に関わるとされる
- エンドルフィン:つらさや緊張のあとにふっと訪れる高揚感、多幸感に関わるとされる
きっちり線引きできるものではありませんが、「頑張った先にある心地よさ」がエンドルフィンの特徴と覚えておくと、暮らしの中で意識しやすくなります。
こんな場面で満たされやすい
特別なことをする必要はなく、日常のちょっとした瞬間に満たされやすいと言われています。
- ウォーキングやストレッチなど、体を動かしたとき
- 思いきり笑ったり、楽しい会話をしたとき
- 好きな音楽を聴いたり、歌ったりしたとき
- 何かをやり遂げて、達成感を味わったとき
暮らしへの取り入れ方
軽く体を動かす ハードな運動でなくても大丈夫。散歩や軽いストレッチなど、気持ちよく動ける範囲で十分です。
笑う時間をつくる 好きなお笑いや、気のおけない友人とのおしゃべり。声を出して笑う時間を意識して持ってみましょう。
好きなことに没頭する 音楽、手仕事、料理など、夢中になれる時間は心を満たしてくれます。
よくある質問
Q. エンドルフィンを増やす食べものはありますか? 特定の食品で直接増やせるという明確な裏づけはありません。それよりも、体を動かす・笑う・夢中になる時間をつくるほうが近道とされています。
Q. お酒に頼らずにこの心地よさを得るには? お酒の代わりに、軽い運動や好きな音楽、達成感を味わえる小さな作業を挟んでみるのがおすすめです。ごほうびの形を変えるだけで、満ち足りた気分は十分に味わえます。
関連用語
※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。