実践法・メソッド
陰ヨガとは?ひとつのポーズにじっくり留まる、静かなヨガ
2026-06-23
ヨガと聞くと、ポーズを次々に変えていく動きをイメージするかもしれません。でも、ひとつのポーズにゆっくり留まり、静けさに身をゆだねるヨガもあります。
それが「陰ヨガ(いんヨガ)」です。
陰ヨガってどんなヨガ?
陰ヨガは、ひとつのポーズを3〜5分、長いときは10分ほどかけて、じっくりキープするヨガです。アクティブに動く「陽」のヨガに対して、静かに留まる「陰」のヨガとして知られています。
動きの多いヨガが筋肉に働きかけるのに対し、陰ヨガはゆっくり時間をかけることで、体の深いところ——骨や関節をつなぐ組織に、やさしくアプローチするのが特徴です。力を入れてポーズを取るのではなく、自重をあずけて、ただそこに留まる。その間、自分の体や呼吸に静かに意識を向けていきます。
似ているヨガと比べると
「静かなヨガ」にはいくつか種類があり、混同されがちです。
- 陰ヨガ:ポーズを深く伸ばした状態で3〜10分キープし、体の深部にじんわり働きかける
- リストラティブヨガ:クッションやブランケットで体を完全に支え、ほぼ力を使わずにポーズに留まる。より休息寄り
- ハタヨガ:陰ヨガに比べると一つひとつのポーズの保持時間が短く、呼吸と動きのバランスを整えることに重きが置かれる
深く伸ばしたい日は陰ヨガ、とにかく休みたい日はリストラティブヨガというように、その日の状態で使い分けるのもひとつの方法です。
こんなときに取り入れたい
- 一日の終わりに、体のこわばりをゆるめたいとき
- 頭が忙しくて、静かな時間がほしいとき
- 激しい運動は苦手だけど、体を整えたいとき
- 寝る前に、心身をゆるめたいとき
暮らしに取り入れるとしたら
寝る前の数ポーズから 布団の上でできる簡単なポーズを、ひとつふたつ。一日の疲れを、その日のうちにゆるめます。
呼吸に意識を向ける ポーズに留まっている間、ゆっくりした呼吸に意識を向けると、自然と力が抜けていきます。
痛みのない範囲で 伸ばして気持ちいいところで止め、痛みを感じるほどは頑張らないこと。心地よさが、続けるコツです。
クッションで体を支える ブランケットやクッションを体の下に添えると、余分な力が抜けて、無理なくポーズに留まれます。
よくある質問
Q. 陰ヨガは、体がかたくてもできますか? むしろ体がかたい人に向いているといわれています。無理に伸ばそうとせず、クッションなどで支えながら「気持ちいい」と感じる深さで留まれば十分です。
Q. 一回どのくらいの時間から始めればいいですか? ポーズひとつを1〜2分から始めても構いません。慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていくと、無理なく続けられます。
がんばって動くヨガとはまた違う、静かに自分を整える時間。忙しい毎日にこそ、心地よく感じられるかもしれません。
関連用語
※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。