感情・心理用語
FOMOとは?「取り残される不安」の正体とSNS時代の付き合い方
2026-07-03
SNSを開くと、友人の楽しそうな旅行写真や、話題のスポットの投稿。見ているうちに「自分だけ置いていかれている」ような、そわそわした気持ちになることはありませんか。それは「FOMO」と呼ばれる心理かもしれません。
FOMOってどんな心理?
FOMOとは「Fear of Missing Out」の頭文字をとった言葉で、「取り残される不安」「見逃すことへの恐れ」を意味します。もともとはマーケティングの分野で使われはじめた言葉で、2000年代以降、SNSの普及とともに世界的に広く知られるようになりました。
友人の投稿や話題のニュースを見て、「自分だけ知らなかった」「参加できなかった」と感じる感覚がFOMOの中心にあります。
FOMOとJOMOの違い
FOMOの反対の言葉として近年知られるようになったのが「JOMO(Joy of Missing Out=あえて逃す喜び)」です。両者の違いを整理すると、こんなふうに言えます。
- FOMO:情報や体験を追いかけ続けないと、置いていかれるような焦りを感じる状態
- JOMO:あえて情報や誘いから距離を置くことに、心地よさや解放感を見いだす状態
同じ「参加しない」という状況でも、FOMOでは不安が先に立ち、JOMOでは選び取った安心感が先に立つ——その違いが、付き合い方を見直すヒントになります。
こんな場面に、心当たりはありませんか
- SNSを見て、なんとなく焦りやそわそわした気持ちになる
- 誘いを断ると「損をした」ような気がしてしまう
- 常に情報をチェックしていないと落ち着かない
- 他人の投稿と自分の日常を、つい比べてしまう
一つでも当てはまるなら、少しSNSとの距離を見直すサインかもしれません。
付き合い方のヒント
1. 通知を見直す 常にチェックしなくても大丈夫、と思える環境をつくるために、優先度の低い通知はオフにしてみましょう。
2. 「見ない時間」も自分の時間と考える SNSを見ない時間は、失っている時間ではなく、自分のために使えた時間だと捉え直してみてください。
3. 今、目の前にあるものに目を向ける 誰かの体験と比べるのではなく、今日自分が楽しめたことに意識を向けてみる。それだけで、焦りが少しやわらぐことがあります。
4. あえて「参加しない」日をつくる 誘いやSNSから意識的に距離を置く時間を先に決めておくと、JOMOの感覚に少しずつ近づいていけます。
よくある質問
Q. FOMOは誰にでも起こるものですか? 程度の差はあれ、SNSを日常的に使う人なら誰にでも起こりうる感覚だと言われています。特別なことではないので、まずは「自分だけではない」と知っておくだけでも気持ちが楽になります。
Q. SNSをやめないと解消できませんか? やめる必要はありません。見る時間や頻度を自分で決める、比べる相手を選ぶなど、距離感を自分の手に取り戻すことが大切だとされています。
関連用語
※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。