感情・心理用語

JOMOとは?「あえて逃す喜び」で情報疲れから自分を取り戻す

2026-06-21

SNSを開くと、誰かの楽しそうな投稿、話題のニュース、新しいお店の情報。見ているうちに、なんだか自分だけ置いていかれているような気持ちになること、ありませんか。

そんな時代に、そっと支持を集めているのが「JOMO」という考え方です。

JOMOってどういうこと?

JOMOは「Joy of Missing Out」の頭文字をとった言葉で、「あえて逃すことの喜び」という意味です。最新の情報やみんなの動きを追いかけ続けるのをやめて、今の自分の時間に集中することの心地よさを表しています。

対になる言葉に「FOMO(Fear of Missing Out=取り残される不安)」があります。FOMOが「見逃したくない」「ついていきたい」という外向きの焦りだとすれば、JOMOは「見逃しても大丈夫」「今ここでいい」という、内向きの安心感です。

情報があふれる毎日のなかで、すべてに追いつこうとすれば疲れてしまいます。JOMOは、その流れからそっと降りて、自分にとって本当に大切な時間を選び直す——そんな選択を後押ししてくれる言葉です。

こんなときに思い出したい

ひとつでも心当たりがあれば、JOMOの考え方が、少し肩の力を抜くきっかけになるかもしれません。

暮らしに取り入れるとしたら

通知を見直す すべての通知をオンにしておく必要はありません。本当に必要なものだけ残して、あとはそっとオフにしてみる。それだけで、心がざわつく回数が減っていきます。

「見ない時間」を決める 食事のあいだ、寝る前の30分など、スマホを見ない時間をゆるく決めてみる。最初は短くても十分です。

自分の楽しみに戻る 浮いた時間で、好きな本を読む、お茶を淹れる、ぼんやり空を眺める。誰かの情報ではなく、自分が心地よいと感じることに時間を使ってみましょう。

「逃してもいい」と口に出す 話題のドラマも、流行りのスポットも、全部を追わなくて大丈夫。「今回は逃してもいいや」と思えると、気持ちがふっと軽くなります。

すべてに追いつくことより、自分のペースを大切にすること。JOMOは、情報に振り回されがちな毎日に、おだやかな余白を取り戻すヒントをくれます。

FOMOとJOMO、心の状態の違い

同じ「情報を追う・追わない」という場面でも、心の状態は正反対です。自分が今どちらに近いか、見比べてみてください。

観点FOMO(取り残される不安)JOMO(あえて逃す喜び)
きっかけ「乗り遅れたくない」という焦り「今ここでいい」という安心感
SNSを見たあとの気持ちざわざわ、比較して落ち込みやすい淡々と、自分のペースを保てる
情報との向き合い方すべてを追いかけようとする必要なものだけを選び取る

どちらか一方が正しいわけではなく、多くの人は日によって両方の間を行き来しています。「今日はFOMOが強いな」と気づくこと自体が、JOMOへの第一歩になります。

よくある質問

Q. JOMOは情報を完全に断つこと? A. いいえ、必要な情報まで遮断することではありません。「追いかけなくてもいい情報を、あえて手放す」という選び方に近い考え方です。

Q. 仕事の情報収集にも当てはめていい? A. 仕事に必要な情報は別として、休憩時間やプライベートの時間にまで無理に追いかけなくていい、という線引きに使う人が多いようです。

Q. 周りに置いていかれる気がして怖いです A. 自然な気持ちです。まずは「見ない時間」を数分だけ試してみて、実際にどう感じるか確かめてみるのがおすすめです。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。