生理前のイライラ・落ち込みをやわらげるセルフケア

なんだか今日、自分じゃないみたい

ふとしたことで涙が出る。パートナーのちょっとした一言にイラッとして、あとから自己嫌悪。甘いものが止まらない。誰にも会いたくない。

生理前になると気分が不安定になりやすい時期がやってきます。「どうして自分はこんなにコントロールできないんだろう」と落ち込んでしまうこと、ありませんか。

でも、それはあなたのせいではありません。ホルモンのリズムに体と心が揺れるのは、とても自然なこと。大切なのは、自分を責めるのではなく、その波をやさしく受け止めるセルフケアを持っておくことです。

体をゆるめて、心の波を静かにする

まずは呼吸をひとつ、ゆっくりと

イライラしているとき、私たちの呼吸は浅く速くなっています。まずはそのことに気づくだけで大丈夫。そして、ゆっくり長く息を吐いてみてください。

呼吸法で心を整えるの記事で紹介しているように、吐く息を少し長めにするだけで、体の緊張がふっとゆるむのを感じられるはずです。通勤中でも、デスクでも、布団の中でも、どこでもできる一番シンプルなケアです。

お風呂で「何もしない時間」をつくる

生理前の重だるい日には、シャワーで済ませたくなるかもしれません。でも、少しだけ余裕があるなら、ぬるめのお湯にゆっくり浸かってみてください。お気に入りの入浴剤を入れて、照明を少し落とすだけで、バスルームが小さな避難所になります。

お風呂でできる瞑想では、湯船の中でできる簡単なリラックス法も紹介しています。「何かしなきゃ」を手放して、ただお湯の温かさを感じる時間を自分に許してあげてください。

香りの力を借りてみる

ラベンダーやベルガモット、ゼラニウムなど、心をほっとさせてくれる香りを暮らしに取り入れている人が増えています。ハンカチに一滴垂らしてバッグに忍ばせるだけでも、ふとした瞬間に気持ちがやわらぎます。

アロマと心の関係の記事もあわせて読んでみてください。

「自分を責めない」という最大のケア

今の気持ちを書き出してみる

「イライラする」「悲しい」「もう全部嫌」。頭の中でぐるぐるしている感情を、そのまま紙やスマホのメモに書き出してみましょう。きれいにまとめなくて大丈夫。誰にも見せなくていい、自分だけの吐き出しノートです。

気分を記録する習慣を続けていると、「あ、この時期はいつもこうなるんだな」と客観的に自分のパターンが見えてきます。パターンがわかると、「またこの波が来ただけだ」と思えるようになり、少し気持ちが楽になります。

「ダメな自分」ではなく「疲れている自分」として見る

生理前に感情的になる自分を「弱い」「情けない」と感じてしまうことがあるかもしれません。でも、セルフコンパッションの視点から見ると、つらいときにつらいと認めることこそ、本当の強さです。

「今の私は疲れているんだな」「今は休んでいい時期なんだな」と、自分に語りかけてみてください。友だちが同じ状態だったら、きっとそう声をかけるはずです。

無理をしなくていい。休んでいい。

生理前の不安定な時期は、頑張るための時間ではなく、自分を守るための時間。予定を減らしてもいい。早く寝てもいい。一人になりたいときはひと休みを自分に許してあげてください。

毎月やってくるこの波と上手に付き合うために、お気に入りのセルフケアをいくつか持っておくと安心です。完璧に対処しようとしなくて大丈夫。「今月はこれだけやった」で十分です。

もし、日常生活に大きな支障が出るほどつらいと感じるときは、一人で抱え込まず、婦人科やかかりつけ医に相談してみてくださいね。


もっと知りたい方へ


※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません