「うれしいことリスト」を作ろう - 自分の喜びを知るセルフワーク

あなたの「うれしいこと」、すぐに言えますか?

「好きなことは何ですか?」と聞かれて、すっと答えられる人は意外と少ないものです。仕事や家事、子育てに追われる毎日の中で、自分が何に心が動くのか、何をしているとき気持ちがほぐれるのか、いつの間にかわからなくなっていることがあります。

でも、自分の「うれしい」を知ることは、自分自身を大切にする第一歩。そのためのシンプルなワークが、**「うれしいことリスト」**です。

「うれしいことリスト」とは

紙やノートに、自分がうれしい、楽しい、心地いいと感じることをどんどん書き出していくワークです。大きなことでなくてかまいません。むしろ、日常の中のささやかなことを書くのがポイント。

たとえば、こんなものでOKです。

「そんな小さなこと?」と思うかもしれませんが、小さな幸せに気づく力は、こうした「ちょっとうれしい」を意識するところから育っていきます。

やり方はとてもシンプル

ステップ1:紙とペンを用意する

スマホのメモでもいいのですが、できれば手書きがおすすめです。ペンを動かしながら考えると、頭の中が自然と整理されて、ふだん気づかない気持ちが出てきやすくなります。

ステップ2:思いつくまま書き出す

「うれしいこと」「好きなこと」「心地いいこと」を、思いつく順にどんどん書いていきます。正解も不正解もありません。まとまっていなくて大丈夫。短い言葉やフレーズで十分です。

最初の目標は20個。「そんなに出ない」と思っても、朝の過ごし方、通勤中のこと、ランチ、仕事帰り、寝る前の時間と、一日の場面を順番に思い浮かべていくと、意外と出てきます。

ステップ3:書いたものを眺める

書き終えたら、リストをゆっくり読み返してみてください。「あ、私ってこういうことが好きなんだ」と、自分でも意外な発見があるかもしれません。

似たものが多ければ、そこにあなたの「心のツボ」があります。自然に関することが多い人もいれば、食べることや、誰かと過ごす時間が並ぶ人もいる。どれが正しいということはなく、それがあなたらしさです。

リストを作ると変わること

日々の選択が変わる

自分の「うれしい」を知っていると、週末の過ごし方や仕事帰りの寄り道を選ぶとき、「なんとなく」ではなく「自分が心地いいこと」を基準に動けるようになります。

落ち込んだときの支えになる

気持ちが沈んだとき、リストを見返すだけで「そうだ、これをやってみよう」と小さな行動のヒントになります。自分と向き合う時間がほしいけれど何をすればいいかわからないときにも、リストが道しるべになってくれます。

「好き」が未来のヒントになる

リストの中に繰り返し現れるテーマは、あなたが本当に大切にしている価値観かもしれません。生きがい探しや、これからの暮らし方を考えるときのヒントにもなります。書き出したものを夢ノートに発展させてみるのもおすすめです。

続けるコツ

一度作って終わりではなく、ときどきリストに書き足していくのがおすすめです。季節によって、環境によって、年齢によって、「うれしい」は少しずつ変わっていくもの。

ジャーナリングと組み合わせて、毎晩ひとつだけ「今日うれしかったこと」を書く習慣にすると、リストが自然と育っていきます。書き溜めたものを読み返す時間は、自分をやさしく認める時間にもなるはずです。

私たちは、自分の喜びをもっと知っていい

忙しい毎日の中で、自分の「好き」を後回しにしてしまうことは、誰にでもあります。でも、うれしいことを知っている自分は、ちょっとだけ毎日が楽しくなる。

今夜、寝る前の10分だけ。ノートを開いて、あなたの「うれしいこと」を書き出してみませんか。きっと、思っていたよりたくさん見つかるはずです。


もっと知りたい方へ


※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。心身の不調が続く場合は、医師や専門家にご相談ください。