SBNRとウェルビーイング - 「心の豊かさ」を自分で作る時代
「ウェルビーイング」って結局なに?
最近よく見かける「ウェルビーイング」という言葉。企業の研修で聞いたり、雑誌の特集で見かけたり。
直訳すると「良い状態であること」。でも、健康のことだけを指しているわけではありません。
ウェルビーイングとは、身体的にも、精神的にも、社会的にも、「自分は満たされている」と感じられる状態のこと。
そしてこの「精神的に満たされている」の部分に、SBNRは深くつながっています。
ウェルビーイングの3つの側面
身体的ウェルビーイング
体が健康で、エネルギーがある状態。睡眠、食事、運動。
精神的ウェルビーイング
心が穏やかで、自分の感情と向き合えている状態。ストレスとうまく付き合えていること。
社会的ウェルビーイング
人とのつながりがあり、孤独を感じていない状態。コミュニティへの帰属感。
この3つが揃ったとき、人は「幸せ」ではなく**「満たされている」**と感じます。
かつて宗教が担っていたウェルビーイング
考えてみれば、宗教はこの3つすべてを提供していました。
- 身体: 断食、食事の戒律、祈りのリズム
- 精神: 祈り、瞑想、「許し」の概念
- 社会: 教会やお寺のコミュニティ、冠婚葬祭
宗教が生活に根付いていた時代、ウェルビーイングは「自然と」整えられていた部分がある。
でも今、多くの人が宗教を持たない。ならば、ウェルビーイングの「精神的」な部分を、自分でどう整えるか?
ここにSBNRの出番があります。
SBNRがウェルビーイングを支える5つの方法
1. 瞑想で「心の天気」を知る
天気予報を見るように、自分の心の状態を知ること。瞑想の5分間は、「今日の自分はどんな気分?」と自分に聞く時間。
心の状態に気づけていると、感情に振り回されにくくなる。これが精神的ウェルビーイングの土台です。瞑想の始め方が気になる方は「瞑想は宗教と関係ない」をどうぞ。
2. 感謝で「足りている」に気づく
ウェルビーイングの反対は「欠乏感」。いつも何かが足りない、もっと必要だ、という感覚。
感謝ジャーナリングは、この欠乏感を「充足感」に変える習慣。今あるものに目を向けることで、「実は十分満たされている」と気づける。
3. 自然体験で「大きなもの」とつながる
自然の中にいると、日常の悩みが少し小さく見える。自分は大きな自然の一部なんだという感覚。
この「つながり」の感覚は、社会的ウェルビーイングの一つの形。人間関係だけではない、もっと大きなものとのつながり。
4. 身体を通じた精神体験
サウナ、ヨガ、ランニング、ダンス。身体を動かすことで精神的な充実を得る。
SBNRの面白いところは、「精神的」なことを「身体」を通じて体験できること。頭で考えるのではなく、体で感じる。サウナで「ととのう」体験もその一つ。「SBNRとサウナ」で詳しく紹介しています。
5. コミュニティへの「ゆるいつながり」
宗教的なコミュニティほど密ではないけれど、瞑想の会、ヨガクラス、サウナ仲間、オンラインのジャーナリングコミュニティ。
「一人でもできるけど、仲間がいるとちょっと嬉しい」。そんなゆるいつながりが、社会的ウェルビーイングを支えます。
「自分で整える」時代のウェルビーイング
かつてウェルビーイングは、宗教や地域コミュニティが「自動的に」提供してくれていました。
今はそうではない。だから自分で選び、自分で整える必要がある。
でもそれは、自分に合った方法を自由に選べるということでもあります。
瞑想が合う人もいれば、サウナが合う人もいる。ジャーナリングが好きな人もいれば、森を歩くのが好きな人もいる。
正解は一つじゃない。あなたが「心地いい」と感じる方法で、あなたのウェルビーイングを育てていく。宗教がなくても「満たされている」と感じる生き方については「宗教がなくても生きがいは見つかる」でも書いています。
それがSBNR時代のウェルビーイングです。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。心身の不調がある場合は、医師や専門家にご相談ください。