心が疲れたときのセルフケア - 頑張れない日の過ごし方
「もう、なんにもしたくない」
仕事はちゃんとこなしている。家事もやっている。でも、心の奥の方がずっと重い。週末になっても回復しない。好きだったことにも興味が湧かない。
病気というほどではないけれど、元気でもない。そんな「心の疲れ」を抱えている人は、たくさんいます。
「もっと頑張らなきゃ」と思う前に、まずは自分を休ませてあげてください。
心が疲れているサイン
心の疲れは、体のように目に見えないから気づきにくい。こんなサインが出ていたら、心が「休みたい」と言っているのかもしれません。
- 朝起きた瞬間から「今日も一日がんばらなきゃ」と感じる
- 人と会うのがおっくうになった
- 好きだった趣味が楽しめない
- 些細なことでイライラしたり、涙が出たりする
- 「自分なんて」という気持ちが浮かぶ
- ぐっすり寝ても疲れが取れない
一つでも当てはまるなら、今の自分に優しくする時間が必要です。
無理に元気を出さなくていい
心が疲れているときに一番やってはいけないのは、「早く元気にならなきゃ」と自分を追い込むこと。
ポジティブシンキングも、気合いも、今は必要ありません。「今、疲れている」ということを、まず認めてあげる。それだけでいいんです。
頑張れない日のセルフケア7選
どれも、エネルギーがほとんどなくてもできるものばかりです。
1. 何もしない時間を自分に許可する
ソファで横になる。天井を見る。ぼーっとする。「何もしない」を選ぶのは、怠けではなくセルフケアです。
「今日は何もしない日」と決めてしまえば、罪悪感が少し和らぎます。
2. 太陽の光を浴びる
カーテンを開けるだけでOK。外に出る気力がなければ、窓際に座るだけでも。
太陽の光は体内リズムを整えてくれます。5分でも10分でも、光を浴びる時間を作ってみてください。
3. 温かいものを飲む
白湯、ハーブティー、ほうじ茶。カフェインが少ないものがおすすめです。
マグカップを両手で包んで、温かさを感じながらゆっくり飲む。この小さな行為だけで、体と心がじんわりゆるみます。
4. 湯船に浸かる
シャワーで済ませがちな日も、今日だけは湯船に。ぬるめのお湯に10分浸かるだけで、体の緊張がほどけていきます。
お気に入りの入浴剤があれば、なおよし。何もなければ、お湯の温かさだけで十分です。
5. 深呼吸を3回する
鼻から4秒吸って、口から8秒かけて吐く。たった3回。
「それだけ?」と思うかもしれませんが、意識的に呼吸を深くすることで、体がリラックスモードに切り替わります。呼吸法についてもっと知りたい方は「呼吸法で心を整える」もどうぞ。
6. 「今日良かったこと」を1つだけ見つける
3つじゃなくていい。1つだけ。
「お昼のパンがおいしかった」「猫の動画で笑った」「布団が温かかった」。どんなに小さくても、見つけられたらそれだけで十分です。この習慣をもう少し深めてみたいなら「感謝ジャーナリングの始め方」も参考になります。
7. 誰かに「疲れた」と言う
一人で抱え込まないでください。家族でも友達でも、「ちょっと疲れてるんだ」と伝えるだけで、心の重さが少し軽くなります。
言葉にするのが難しければ、LINEで一言でもいい。「聞いてもらえた」という感覚が、孤独感を和らげてくれます。
やらなくていいこと
心が疲れているときは、以下のことは後回しにして大丈夫です。
- 完璧にやること → 60点で十分。手を抜ける場所は手を抜く
- 全部の誘いに応じること → 断っていい。「ちょっと今は休みたくて」でOK
- SNSをチェックすること → 他人のキラキラ投稿は、今の自分にはノイズ
- 「なぜ疲れたか」を分析すること → 原因探しは元気になってからで間に合う
- 前向きになろうとすること → 無理にポジティブにならなくていい
回復は「じわじわ」くるもの
心の疲れは、一晩で消えるものではありません。少しずつ、少しずつ、エネルギーが戻ってきます。
「昨日より少しだけマシかも」。そう思えた日があったら、それは回復のサイン。焦らず、自分のペースで。自分を責めてしまいがちな方は「自己肯定感をSBNR的に育てる」もあわせて読んでみてください。夕方に特に気分が沈みやすいと感じる方には「夕方に気分が落ち込むときのケア」もおすすめです。
今日のあなたは、ここまでよく頑張ってきました。今は、ただ休んでいい時間です。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。つらい状態が2週間以上続く場合は、心療内科やカウンセラーなどの専門家にご相談ください。